近日、遼寧省の自然資源局が発表した情報によると、今年、中国全省の緑の鉱山建設企業への総投資は約9.4億元にのぼり、鉱区の環境整備の強化、先進の生産技術の積極的な研究開発、生産能力の向上などの取り組みを通じて緑色の鉱山建設が進められている。6月末までに、62の鉱山企業が省レベルの緑色の鉱山の基準を達成し、今年、100の省レベルの緑色の鉱山を設立するという省政府の目標が半分を超えた。
現在、遼寧省の自然資源局は、鉱山企業の設立ペースが遅い企業や関連する市・県に対して監督指導を強化している。同時に、同局は鉱山の自己評価、第三者評価、市レベルの合同審査の作業を更に強化し、一つが合格すれば、一つを推薦し、一つをデータベースに入れることを確保している。
近年、遼寧省は鉱業の緑化と高品質な発展を加速させており、鉱山企業のアップグレードを推進することで、鉱山エリアの緑化、環境保護と修復、生産ラインの変革などで顕著な変化が見られ、生産能力と経済的効果が向上している。
朝陽市の海玉通鉱業会社では、1,600万元の投資を受けた破砕ステーションの技術改革プロジェクトが設備の設立段階にあり、9月に稼働開始後は、原鉱石の完全密閉加工が可能となり、粉塵や騒音が環境に及ぼす影響を大幅に低減することができる。同社の関連責任者によると、近年、同社は緑の鉱山建設に8,000万元に及ぶ投資をしており、基本的な緑化だけでなく、省レベルの鉱山口のリニューアル改修とスマート化にも重点を置いている。「緑の鉱山の建設により、私たちの企業の経済的効果は倍増しました」と、責任者は語っている。